19日のNY金は下落、対ユーロでのドル高を受け

2022/08/22 8:43:15

 19日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比8.3ドル安の1762.9ドルとなった。
 ドイツ連邦統計庁が19日に発表したドイツの7月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比37.2%上昇と、1949年の統計開始以降で最大の上昇率を記録。また、ロシア国営天然ガス会社ガスプロムは19日、圧縮機の点検のため8月31日から9月2日までの3日間、欧州に天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリーム1」について、供給を一時停止すると発表。ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格上昇を背景に、欧州最大の経済大国であるドイツ経済の減速懸念が強まったことで、対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。

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