23日のNY金は上伸、低調な米経済指標やドル安を眺め

2022/08/24 8:48:27

 23日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比12.8ドル安の1761.2ドルとなった。
 米S&Pグローバルが23日に発表した8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は45と7月改定値の47.7から低下。低調な米経済指標を眺め、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げを継続するとの観測が後退したことから対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いや安値拾いの買い戻しなどが入り上伸した。
 ただ、米FRBは景気後退(リセッション)回避とインフレ抑制では、インフレの抑制を優先すると考えられているため、影響は限定的。市場では、26日の米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル米FRB議長の講演が注目されている。

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