7日のNY金は上伸、ECB理事会を控えたユーロ高ドル安などを受け

2022/09/08 9:05:17

 7日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比14.9ドル高の1727.8ドルとなった。
 8日の欧州中央銀行(ECB)理事会でインフレ抑制を目的に0.75%の利上げが実施されるとの見方から、ユーロ買いドル売りが進行。ドル建てNY金は割安感からの買いや、先日までの下落に対する買い戻しなどが入り上伸した。欧州連合統計局(ユーロスタット)が8月31日発表した8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比9.1%上昇と、前月の8.9%から加速。また、ロシアが主要パイプライン「ノルドストリーム1」を通じた欧州向け供給の停止を延長し、エネルギー価格上昇にともなうインフレ圧力の高まりへの警戒感も強まっている。

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