29日のNY金は軟調、金融市場の混乱を眺め乱高下

2022/09/30 9:08:08

 29日のNY金は軟調。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比1.4ドル安の1668.6ドル。
 英国のトラス新政権の経済対策をきっかけとした金融市場の混乱を受け対ポンドでのドル高が進行したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利上げを継続するとの見方が強まる中、米長期金利が上昇したことで、ドル建てNY金12月物は一時安値1649.3ドルまで下落。その後は、英イングランド銀行(中央銀行)が市場安定化に向け長期国債の買い入れを実施しポンドが上昇したことや、対主要国通貨でのドル安が進行したことを支援材料に買い戻される展開となった。

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