5日のNY金は下落、米FRBの利上げペースを探る動き

2022/10/06 9:03:11

 5日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比9.7ドル安の1720.8ドル。
 米連邦準備制度理事会(FRB)の積極利上げ観測を背景に米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇。また、堅調な米経済指標を眺め対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。
 米供給管理協会(ISM)が5日に発表した9月の非製造業総合景況指数は56.7となり、前月の56.9から低下したが市場予想の56.0を上回った。また、米民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が同日発表した全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は9月に20万8000人増加と、市場予想の20万人増を上回る堅調な内容となった。米経済指標が労働者需要が引き続き力強いことを示唆する内容となったことで、米FRBが急速な利上げペースを鈍化させるとの見方が後退したことも金の上値を圧迫した。目先は、7日発表予定の9月の米雇用統計が注目される。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ