12日のNY金は下落、予想以上の米PPIを受け

2022/10/13 9:06:16

 12日のNY金は下落、中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比8.5ドル安の1677.5ドル。
 米労働省が12日に発表した9月の米卸売物価指数(PPI)が前年比では8.5%上昇と、市場予想の8.4%上昇を上回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による積極利上げ観測が強まると共に、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。その後は、同日に公表された9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米FRB当局者らがインフレ抑制に向けて一段と厳しい金融引き締めを行う必要があるとの姿勢を示したものの、複数の当局者は、経済見通しへの著しい悪影響のリスクを和らげることが必要との認識を示していたことが明らかになり、ドル高が一服したことで安値からは買い戻された。

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