東京貴金属見通し=金は買い方有利か

2012/08/10 17:12:20

<金>
 今週の東京金は、米国の金融緩和期待を背景にNY金が強含んだことで、概ね堅調に推移した。
 来週も米中欧の金融緩和観測の根強さが下値を支え、買い方有利で取引されそう。金融緩和がより現実味を帯びれば上放れも期待できるが、とりあえずは下値が堅いことを確認しながらじわじわと値位置を切り上げる展開か。供給不安から穀物は高止まりし、地政学リスクが意識される原油の持ち直しの動きも支持要因となりそう。不安定なユーロの動きに連れ下振れるようなら、絶好の押し目買い局面の到来と判断すべきだ。
 来週の先限予想中心レンジは3980円〜4150円。

<白金>
 今週の東京白金は横ばい。米連邦公開委員会(FOMC)声明や欧州中央銀行(ECB)定例理事会など重要なイベントをこなしたが、欧米中央銀行の積極的な金融政策による対応は見送られたことで見送りムードが強く、方向感の定まらない動きとなった。
 世界第一の白金生産国南アフリカ共和国では、冬季入りにともなう電力不足や鉱山会社の減産への懸念が支援材料。ただ、南アの統計局が8日発表した鉱山生産高によると、同国の第2四半期の白金系貴金属の生産高が前年度比4.5%増していた他、中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回ったため手じまいなどの売りが優勢となっている。また、欧州債務問題への懸念も引き続き圧迫材料となり、来週は弱含みの展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3300円〜3600円。

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