27日のNY金は軟調、欧州地域の景気後退懸念や好調な米GDPをみたドル高を受け

2022/10/28 9:08:35

 27日のNY金は軟調。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比3.6ドル安の1665.6ドル。
 欧州中央銀行(ECB)は27日の定例理事会で、2会合連続となる0.75%の大幅利上げを決定。ただ、声明からは今後数カ月で「数回」の追加を行うことを示した文言が削除され、欧州地域の景気後退(リセッション)への懸念を強める内容となった。また、同日に米商務省が発表した2022年第3四半期(7月から9月期)の米実質GDP(国内総生産)速報値が年率換算で前期より2.6%増と市場予想(2.4%増)を上回り、3期ぶりにプラスに転じたことなどから、外国為替市場ではユーロ売りドル買いが進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。

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