31日のNY金は軟調、米FRBの利上げペースを巡る思惑主導に

2022/11/01 8:50:57

 31日のNY金は軟調。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比4.1ドル安の1640.7ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースを巡る思惑主導の動きの中、30日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が当局による利上げが長期化する可能性があるとの見方を示したことで、米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇。対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。
 11月1日、2日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、2日(日本時間午前3時)に声明発表、その後にパウエル米FRB議長の記者会見が予定されているため全般的に様子見姿勢が強い。11月の会合での0.75%の利上げは確実視され、市場の関心は12月の利上げ幅に向けられている。

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