3日のNY金は下落、パウエル米FRB議長のタカ派的発言を受け

2022/11/04 8:52:32

 3日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比19.1ドル安の1630.9ドルとなった。
 3日に公開された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明をハト派的な内容と市場が受け止めたため、一時対主要国通貨でのドル安が進行。しかし、その後の米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の声明は、米FRBは現在の金利水準でインフレが抑制できるかに懐疑的であり利上げ休止を検討するのは「非常に時期尚早」と強調。今後十分な金融引き締めを実施しなければインフレが定着し雇用コストが増大する恐れがあるとタカ派的な発言が述べられたことで、米FRBが利上げペースを鈍化させるとの観測が後退。対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。

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