11日のNY金は上昇、米FRBの利上げ減速観測などを受け

2022/11/14 9:01:11

 11日のNY金は上昇。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比15.7ドル高の1769.4ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースの減速観測や中国の保健当局が新型コロナウイルス感染対策の一部緩和などを手掛かりに、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。  米労働省が10日に発表した10月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比7.7%上昇と、市場予想(8.0%上昇)を下回り、米FRBの積極的な引き締めの効果によりインフレが抑制され始めているとの見方が台頭。米長期金利が下落したことも、金利を生まない資産である金にとっては支援材料となっている。

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