14日のNY金は上伸、米FRB高官らの発言を手掛かりに上下動

2022/11/15 9:01:04

 14日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比7.5ドル高の1776.9ドルとなった。
 ウォラー米FRB理事が13日、シドニーで開催された経済会議の席で、先週発表の10月の米消費者物価指数(CPI)上昇率が低下したことは良いニュースだがデータのひとつに過ぎず、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%に縮小させることは起こり得るとしながらも、高インフレ抑制に引き続き取り組んでいく姿勢を示したことで、米長期金利とドル指数がそれぞれ上昇し、ドル建てNY金が下落する場面もあった。しかし、ブレイナード副議長が14日、ブルームバーグとのインタビューで、利上げペースの鈍化が近い将来に適切になる可能性があると示したことで、ドル安が進行。ドル建てNY金は、割安感からの買いが入り上伸した。

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