15日のNY金は横ばい、ポーランドへのロシア製ミサイル着弾報道を受け時間外で上伸

2022/11/16 9:14:47

 15日のNY金は横ばい。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比0.1ドル安の1776.8ドル。
 15日に米労働省が発表した10月の米生産者物価指数(PPI)は前年同月比8%上昇となり、伸び率が市場予想の8.3%上昇を下回ったことで、米国のインフレのピークアウトした可能性があるとの見方から、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅を縮小するとの見方が一段と強まった。
 また16日未明には、ロシア製のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドへ着弾したとの報を受け、地政学的リスクの高まりをみた買いも入り、ドル建てNY金は清算値確定後の時間外取引では一時前日比14.9ドル高の1791.8ドルまで上伸した後、利食い売りなどに上げ幅を削られたものの、堅調に推移している。

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