17日のNY金は下落、対ユーロでのドル高を受け

2022/11/18 8:50:39

 17日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比12.8ドル安の1763.0ドル。
 セントルイス連銀のブラード総裁は17日、米政策金利が「まだ十分に制限的な水準に達していない」とし、一段の利上げの必要性を主張。米連邦準備制度理事会(FRB)による積極利上げ観測が高まると共に、対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。
 欧州中央銀行(ECB)の中でタカ派色が最も強い政策委メンバーのひとりとされるオーストリア中央銀行のホルツマン総裁が15日、景気後退(リセッション)を招きかねない過度な利上げに対しては注意が必要と発言したことが市場からハト派的と受け止められ、ECBが今後の利上げペースを鈍化させる可能性があるとの見方が台頭していることがユーロ売りドル買い圧力を高めたとの指摘も聞かれた。

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