28日のNY金は軟調、対ユーロでのドル高などを受け

2022/11/29 9:03:53

 28日のNY金は軟調。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比13.7ドル安の1740.3ドル。
 中国の厳格な「ゼロコロナ」政策に対し同国では異例の抗議行動が各地で行われたことで、中国経済の鈍化による原油などのエネルギー需要減少懸念を背景に商品市場全般が売られた流れから、金も下落。また、米ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁のタカ派的な発言を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も積極利上げを継続するとの見方が強まり、対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。
 12月13、14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、市場の注目は30日のパウエル米FRB議長講演や12月2日発表の11月の米雇用統計などへ向けられている。

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