30日のNY金は軟調、パウエル米FRB議長発言を受け時間外で急伸

2022/12/01 9:10:47

 30日のNY金は軟調。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比3.8ドル安の1759.9ドル。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演を控える中、第3四半期の米実質国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比2.9%増と10月の速報値(2.6%増)から上方改定されたことを手掛かりに対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。ただ、清算値確定後の時間外取引では、パウエル米FRB議長が講演で、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を縮小する可能性があることを示唆したため、金は買い戻され、中心限月2月限月は1780ドル台後半で推移している。

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