1日のNY金は上伸、米FRBの利上げ幅縮小観測を背景に

2022/12/02 9:14:05

 1日のNY金は上伸。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比55.3ドル高の1815.2ドル。
 30日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派的発言を背景とした米利上げ幅縮小観測を受け、米長期金利の下落やドル安が進行。ドル建てNY金は上伸し清算値ベースでは、8月中旬以来、約3カ月版ぶりに1800ドル台を回復した。また、米商務省が1日に発表した10月の個人消費支出(PCE)指数は前年同月比6.0%上昇し、伸び率は前月の6.3%(改定)から鈍化したことで、インフレが沈静化しているとの受け止めが広がったことも、米FRBの米利上げ幅縮小観測を強め、金利差縮小を意識したドル売りが進行する要因となった。

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