2日のNY金は軟調、米FRBの利上げペースを巡る思惑を背景に上下動

2022/12/05 8:54:46

 2日のNY金は軟調。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比5.6ドル安の1809.6ドル。
 米労働省が2日発表した11月の米雇用統計によると、失業率は前月比横ばいの3.7%。非農業部門雇用者数は26万3000人増と市場予想(20万人増)を上回った。平均時給の上昇幅も予想から上振れしたため、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースの減速観測がやや後退。また、米雇用統計の発表直後は対主要国通貨でのドル高に振れ、ドル建てNY金は割高感からの売りや先日の急伸に対する調整の売りなどが入り下落した。ただ、売り一巡後は、米FRB当局者らが利上げペースの鈍化について言及し、ドルが下落した流れから、NY金は買い戻され下げ幅を縮小している。

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