6日のNY金は堅調、来週に米FOMCなどを控え調整の動き

2022/12/07 8:56:48

 6日のNY金は堅調。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比1.1ドル高の1782.4ドル。
 全般的に手掛かり材料難の中、米長期金利の指標となる10年債利回りが下落し、対ユーロでのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。しかし、最近の比較的好調な米経済指標を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースは鈍化するが想定よりも長期化する可能性があるとの見方が台頭した他、来週は13、14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、15日に欧州中央銀行(ECB)定例理事会とイングランド銀行(BOE)の金融政策委員会など、主要中銀の会合を控えるため全般的に様子見姿勢も強く、買い一巡後のNY金には調整の売りが入り、上げ幅を縮小した。

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