15日のNY金は下落、欧米中銀の利上げ継続見通しを背景に

2022/12/16 9:24:14

 15日のNY金は下落。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比30.9ドル安の1787.8ドル。
 14日まで開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、利上げを「さらに進める必要がある」と明言。同日に公表された米FOMC参加者による金利・経済見通しでは、2023年末の予想が5.1%と9月時点(4.6%)から引き上げられ、市場の想定よりもタカ派的な内容と受け止められ、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。また、欧州中央銀行(ECB)は15日、0.50%の利上げを決定。米FRBとECBは共に利上げ継続を示唆したことも、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となった。

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