16日のNY金は上伸、安全資産として買われる

2022/12/19 9:24:53

 16日のNY金は上伸。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比12.4ドル高の1800.2ドル。
 米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)がインフレ抑制に向けて金融引き締めを継続する方針を表明したことで、市場では利上げの長期化による景気後退懸念が台頭。投資家のリスク回避姿勢が強まる一方、金は安全資産としての買いが入り上伸した。また、米S&Pグローバルが16日に発表した12月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が44.6となり、11月の確定値の46.4から低下。米景気後退懸念を背景にドルが一時下落したことで、ドル建てNY金が買われる場面もあったが、投資家のリスク先行姿勢が高まる中でドルが買い戻され、NY金は上げ幅を削られている。

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