20日のNY金は上伸、対主要国通貨でのドル安や米景気後退懸念など手がかりに

2022/12/21 9:07:43

 20日のNY金は上伸。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比27.7ドル高の1825.4ドル。
 日銀がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)下での10年物国債金利の許容変動幅拡大を決定。市場は金融政策の現状維持を予想していたため、日本の長期金利が7年ぶり水準に上昇すると共に、外国為替市場では円高が進行。ドルはユーロなど他の主要通貨に対してもほぼ軟調に推移したことで、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。また、米商務省が20日に発表した11月の米住宅着工件数が3か月連続で下落し、米国の景気後退(リセッション)懸念を背景とした安全資産としての買いも入り、値を伸ばした。

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