3日のNY金は上伸、米長期金利の下落や世界経済の減速懸念などを背景に

2023/01/04 9:18:11

 3日のNY金は上伸。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比19.9ドル高の1846.1ドル。
 米長期金利の指標となる10年債利回りの下落を眺め、金利を生まない資産である金は買われて上伸。また、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は1日、米国と欧州、中国を含む主要経済圏にとって2023年が厳しい年になるとの見方を示し、世界的な景気減速懸念の高まりも安全資産としての金が買われる要因となった。市場では、4日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控える中、米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の金融引き締め方針の手がかりが得られるかが注目されている。

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