12日のNY金は上伸、一時1900ドル台を回復

2023/01/13 9:16:54

 12日のNY金は上伸。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比19.9ドル高の1898.8ドル。
 12日に米労働省が発表した12月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比6.5%上昇と、伸び率は市場予想と一致。上昇率が6カ月連続で鈍化し、インフレ圧力の緩和を示す内容となったため、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに対する積極姿勢を緩めるとの見方が広がると共に、金利を生まない資産である金へは買いが入り上伸した。
 また、日銀が17、18日の金融政策決定会合で、昨年12月の会合で大規模金融緩和策を一部修正した効果を点検するとの報道を受け、外国為替市場では円高ドル安が進行。対ユーロでもドル安が進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いも入り、一時1900ドル台を回復した。

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