1日のNY金は軟調、米FOMC声明発表後の時間外取引で急伸

2023/02/02 9:19:41

 1日のNY金は軟調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比2.5ドル安の1942.8ドル。
 清算値確定後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明とその後の米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見で、インフレ圧力緩和で進展しているという見解が示されたことで、対主要国通貨でのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感や米FRBの利上げ幅縮小への期待感などを背景とした買いが入り反騰。ドル建てNY金は1970ドル前後で推移している。
 米FOMCでは、市場の予想通りフェデラルファンド(FF)金利を誘導目標を4.50〜4.75%とし、引き上げ幅は0.25%となった。その後、パウエル米FRB議長が記者会見で、労働市場の好調が続く中、インフレ低下が進行していることは「喜ばしい」と発言したことなどが、市場からは予想外にハト派的な内容と受け止められた。

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