10日のNY金は軟調、調整主導の動きに

2023/02/13 9:21:31

 10日のNY金は軟調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比4.0ドル安の1874.5ドル。
 好調な米経済指標を眺め外国為替市場で対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りに圧迫されて下落した。また、米ミシガン大学が10日発表した2月の米消費者信頼感指数は66.4と市場予想(65.0)を上回り、2022年1月以来13カ月ぶりの高水準を付けた他、1年先の期待インフレ率は4.2%と1月の3.9%から上昇したことで、米連邦準備理事会(FRB)の積極利上げへの懸念が高まったことも圧迫材料。ただ、14日に米消費者物価指数(CPI)の発表を控え全般的に様子見姿勢が強く、ドル建てNY金は調整主導の動きに留まった。

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