14日のNY金は堅調、米CPIを受けた売りに値を消す

2023/02/15 9:36:05

 14日のNY金は堅調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比1.9ドル高の1865.4ドル。
 米労働省が14日に発表した1月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比伸び率が6.4%となり、前月の6.4%から鈍化したが、市場予想の6.2%を上回った。2021年10月以降で最小の伸びとなったが、インフレが一部の予想ほど早いペースで鈍化していない状況を示唆する内容となったため、米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢に転換する可能性があるとの市場の懸念が再燃。ドル安を手がかりにドル建てNY金は一時1トロイオンス=1881.6ドルの高値をつけたが、米CPIを受けて急落した後は、米長期金利の上昇を嫌気した売りとドル安をみた買いが交錯する荒い値動きの中で、上げ幅を削られる展開となった。

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