14日のNY金は軟調、調整主導の動き

2023/03/15 9:00:14

 14日のNY金は軟調。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比5.6ドル安の1910.9ドル。
 米労働省が14日に発表した2月の米消費者物価指数(CPI)は前年比伸び率が6.0%と市場予想と一致。前月の6.4%から減速し、インフレ圧力の後退を示す内容となった。しかし、依然として米CPIの水準は高く、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(CFTC)で小幅な利上げを実施するとの見方が強まると共に、米債券市場では米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金は、調整の売りなども入り下落したが、1トロイオンス=1900ドル台を維持する底固い値動きとなった。

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