22日のNY金は上伸、米FOMC声明後に一段高

2023/03/23 9:23:48

 22日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比8.5ドル高の1949.6ドル。
 欧州中央銀行(ECB)高官らからのインフレ高止まり懸念する発言を受け、ECBの利上げ見通しが強まったことで、ユーロ高ドル安が進行。ドル建てNY金は割高感からの買いが入り上伸した。
 また、清算値確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、0.25%の小幅利上げが決定され、米FOMC参加者による経済・政策金利予想では年内後1回の利上げ見通しが示された。市場では利上げの最初の停止点を示したと受け止められた他、最近の金融システム不安の台頭を踏まえ年内利下げの可能性を巡る観測も再燃。金利を生まない資産である金は時間外取引で値を伸ばしている。

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