3日のNY金は上伸、低調な米経済指標などを手掛かりに

2023/04/04 9:37:11

 3日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比14.2ドル高の2000.4ドル。
 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は2日、日量約116万バレルの追加減産を行うと発表。OPECプラスによる予想外の追加減産発表を受け、油価上昇に伴うインフレ圧力を軽減するため、各国の中央銀行が政策金利の引き上げに動くとの観測からNY金は一時下落したが、売り一巡後は米経済の鈍化継続を示す経済指標を受けて上昇した。
 米サプライ管理協会(ISM)が3日発表した3月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は46.3(前月47.7)に低下し、市場予想の47.5を下回った。また、OPECプラスの追加減産がサプライズとなり市場が不安定になっていることも、安全資産としての金需要を高めたとの指摘も聞かれた。

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