6日のNY金は軟調、3月米雇用統計の発表を控え

2023/04/07 9:34:08

 6日のNY金は軟調。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比2.6ドル安の2035.6ドル。
 7日に3月米雇用統計の発表を控える中、調整の売りが入り、NY金は下落した。
 米労働省が6日に発表した最新週の新規失業保険申請件数は22万8000件となり、前週比1万8000件減少。市場予想の20万件を上回り、労働市場の減速を示す内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクルの減速見通しを強めた。しかし、相場は週初の2日間で50ドル以上、上昇しており、前日に続き利益を確定する売りが出やすかった。
 なお、7日は聖金曜日で休場となるため、米雇用統計に対する市場の反応が明らかになるのは週明けとなる。また、欧州市場の一部はイースター(復活祭)に絡み週明け10日も休場となる。

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