11日のNY金は上伸、米CPIの発表を控え

2023/04/12 8:46:59

 11日のNY金は上伸。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比15.2ドル高の2019.0ドル。
 12日に3月米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、投資家の様子見姿勢が強まる中、対ユーロでのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。最近の米労働市場の鈍化などを背景に、市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が近く金融政策の方針を変更する可能性があるとの見方が強まっている。しかし、米FRB高官らは5月2日と3日に開催される次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを実施する方針を示しており、12日の米CPIがインフレ圧力の継続を示す内容であれば、米FRBによる利上げ可能性が 高まると考えられている。

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