17日のNY金は軟調、一時2000ドルを割り込む

2023/04/18 9:32:47

 17日のNY金は軟調。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比8.8ドル安の2007.0ドル。
 5月2、3日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、ニューヨーク連銀が17日に発表した4月のNY州製造業業況指数が大幅上昇したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回米FOMCで0.25%の利上げを実施するとの見方が強まると共に、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りに押され、一時2000ドルを割り込んだ。
 しかし、売り一巡後は買い戻され、2000ドル台を回復。米景気後退(リセッション)懸念を背景に、次回の米FOMCでの決定が実質的に利上げサイクルの最終になるとの見方が支援材料。市場では、米FRBの利上げサイクルの動向を見定めようと、米FRB高官の発言が注目されている。

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