13日のNY金は軟調、米CPIを眺めた思惑主導の動き

2023/06/14 9:13:14

 13日のNY金は軟調。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比11.1ドル安の1958.6ドル。
 米労働省が13日に発表した5月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.0%上昇と、市場予想(4.1%上昇)を下回り、21年3月以来の低い伸び率となった。ただ、食品とエネルギーを除いたコア指数が5.3%上昇とインフレ率が依然として高止まりしていることで、米連邦準備制度理事会(FRB)が14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを一時停止した後に、7月には再度利上げを実施するとの見方が金利を生まない資産である金を圧迫した。

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