14日のNY金は上伸、米FRBの年内2回の利上げ観測を背景に時間外取引で下落

2023/06/15 9:30:08

 14日のNY金は下落。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比10.3ドル高の1968.9ドル。
 米生産者物価指数(PPI)の伸びが予想以上に鈍化したことやドル安を受け、ドル建てNY金は上伸。しかし、清算値確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、市場の予想通り、金利の据え置きが決定された。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した最新の金利・経済見通しによると、2023年末の政策金利の予想中央値は5.6%と、年末までに合計0.50%、0.25%の利上げを2回実施することを示唆する内容だったことがサプライズとなり、金利を生まない資産である金は、時間外取引で下落している。

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