26日のNY金は上伸、パウエル米FRB議長の発言を背景としたドル安を受け

2023/07/27 14:16:22

 26日のNY金は上伸。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比6.4ドル高の1970.1ドル。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控え、調整主導の動きの中、米金利とドル指数の軟化を眺め、前日からの金を買い戻す流れが継続した。清算値確定後に公表された米FOMC声明では、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の0.25%引き上げを決定。フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジは5.25-5.5%と、22年ぶりの高水準となった。パウエル米FRB議長は会合終了後の記者会見で、連続利上げを否定していないと述べ、インフレ率が依然として高いことを理由に再利上げの可能性を残したものの、今後の追加の金融引き締めを行うかは、引き続きデータ重視のアプローチで臨むとのスタンスを示した。これを受け、対主要国通貨でのドル安が進行、ドル建てNY金は上値を試す展開となった。

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