27日のNY金は下落、対主要通貨でのドル高を受け

2023/07/28 12:00:22

 27日のNY金は下落。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比24.40ドル安の1945.70ドル。
 欧州中央銀行(ECB)が27日の理事会で、主要政策金利を0.25%引き上げ、中銀預金金利は2000年以来の高水準となる3.75%となった。ただ、ラガルドECB総裁の記者会見は中立的な内容となり、利上げに積極的なタカ派姿勢から後退したと市場から受け止められた。また、米商務省が発表した2023年第2四半期(4-6月期)の米実質GDP(国内総生産)の速報値が前期比2.4%増となったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目するコア個人消費支出(PCE)物価指数の伸びは前期から減速したものの、依然として景気が堅調さを維持していることを示す内容だったことなどから、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りや、昨日の上伸に対する手じまい売りなどが入り急落した。

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