1日のNY金は下落、米雇用統計発表を週末に控え持ち高調整主導の売りなど入り

2023/08/02 18:27:46

 1日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比30.4ドル安の1978.8ドル。
 4日に7月の米雇用統計の発表を控える中、指標12月物が一時2000ドルを超えたことで買い方の利益確定や持ち高調整主導の売りが入り下落。財新/S&Pグローバルが1日発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.2と、6月の50.5から低下する一方、米供給管理協会(ISM)が1日発表した7月の製造業景気指数が46.4と、2020年5月以来の低水準だった前月の46.0から改善。中国経済の鈍化を眺め、対主要国通貨でのドル高が進行したことも、ドル建てNY金が下落する要因となった。また、中国経済と欧州経済の結びつきが強いことや、欧米でのバカンスシーズンを迎えることで、ユーロ売り圧力が高まったこともドル高要因。相場の先高観は根強いものの、目先は現在の水準で値位置で探る動きが見込まれる。

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