31日のNY金は続伸、1月の全米雇用報告発表を背景に米長期金利の低下を受けて

2024/02/01 7:50:10

31日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月4月限は前日比16.5ドル高の2067.4ドル。
企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が31日発表した1月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は10万7000人増加した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の14万5000人増を下回った。また、2023年12月分は前回発表の16万4000人増から15万8000人増に下方改定された。
これを受けて、労働市場の過熱感が薄れていると受け止められ、米長期金利が低下し、金利を生まない資産である金の魅力が高まり、金が買われる展開となった。その後、引け後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表では大方の予想通り金利は据え置くことが決定されたが、声明ではインフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めるまで、利下げは適切になるとはみていないとされた為、時間外取引では金は売られる展開となっている。

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