8日のNY金は大幅続伸、米雇用統計の発表を受けて過去最高値更新

2024/03/11 7:40:32

8日のNY金(COMEX金)は続伸。
NY金先物中心限月4月限は前日比20.3ドル高の2185.5ドル。
米労働省が8日発表した2月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比27万5000人増加と、市場予想20万人を上回った。一方、1月分は35万3000人増から22万9000人増へと大幅に下方修正されるなど過去2か月分の雇用増加数が合計16万7000人下方修正されたほか、失業率が前月の3.7%から3.9%と、約2年ぶりの水準に上昇し、米労働市場が減速しつつある可能性が示唆された内容となった。
これを受けて、米長期金利が下落し、金利を生まない資産である金の買いが先行した。また、外国為替市場でドル指数が下落し、ドル建てで取引される商品の割安感が強まり、一時は2203.0ドルまで買われ過去最高値を更新した。その後はドル指数の下落が一服したことから利益確定の売りに押され上げ幅を縮小する展開となった。

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