1日のNY金は反発、米経済指標の発表でドル安を受けて買い優勢の展開

2024/05/02 7:38:49

1日のNY金(COMEX金)は反発。NY金先物中心限月6月限は前日比8.1ドル高の2311.0ドル。米供給管理協会(ISM)が1日発表した4月の製造業景気指数は49.2と3月の50.3から低下した。これを受けて、外国為替市場でドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が強まり、金の買いが先行した。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想通りに金利据え置きが決定した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で「インフレが持続的に2%に向かうと確信を強めるまでに想定よりも時間がかかりそうだ」との見方を示したものの、市場では予想されたほどタカ派の内容ではなかったことから米長期金利が下落し、金利を生まない資産である金の魅力が高まり買い優勢の展開となった。

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