14日のNY金は反発、米長期金利の低下やドル安を背景に買い優勢の展開

2024/05/15 7:39:24

14日のNY金(COMEX金)は反発。
NY金先物中心限月6月限は前日比16.9ドル高の2359.9ドル。
米労働省が14日発表した4月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.5%上昇で、市場予想の0.3%上昇を上回った。これを受けて、ドル指数が上昇し、ドル建てで取引される商品の割高感の強まりで金が売られる場面があった。しかし、3月は0.2%上昇から0.1%下落に下方修正されたことで、米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の魅力が高まり、押し目は買いが入った。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は14日、アムステルダムで行われたオランダの外銀関連団体主催のイベントで、金利政策をより長期にわたって高水準に維持する必要性を示唆したが、米金融当局の次の動きが利上げになる公算は小さいと改めて述べたことから、ドル指数が下落し上げ幅を拡大する展開となった。

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