東京貴金属見通し=金は上値を窺う展開か

2012/08/17 17:25:41

<金>
 今週の東京金は、売り買い交錯しボックス圏でもみ合った後、円安・株高を好感した買いが膨らみ、上放れた形での越週となった。
 来週は商品相場が動意付いていることで、買い気を盛り上げながら上値を窺う展開となりそう。最近の円安歩調と株価の上昇による投資環境の好転は、既に高値圏にある穀物・原油ではなく、新たな物色対象として出遅れ感のある貴金属に見直し買いが入ると期待できる。国内金先限が、目先の上値抵抗ライン4180円水準を試しながら一段高を目指すには、人気回復を伴いながら出来高がどこまで膨らむかが焦点となろう。
 来週の先限予想中心レンジは4080円〜4250円。

<白金>
 今週の東京白金は週末に急騰。南ア鉱山会社ロンミンでのストライキを受けた供給懸念と、メルケル独首脳がユーロ圏の債務危機克服に向け早急な対応が必要との姿勢を改めて強調し、ドラギECB総裁を支持する姿勢を示したことなどを支援材料に値を伸ばし、NY白金が1450ドル、東京白金先限が高値3785円をつけ、7月10日以来、約1ヶ月ぶりの高値圏で推移している。
 南アのマリカナ鉱山のストが、労働者と警官隊の衝突に発展したことで、同国の白金の供給リスクが意識され、積極的な売りは控えられそうだ。しかし、欧州債務危機を背景とした欧州経済の先行き見通しには不透明感が強く、一段高を試すには材料不足。そのため、来週は欧州圏での景気回復期待が高まらない限りは、戻り高値は売られる展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3500円〜3800円。

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