7日のNY金は大幅反落、米雇用統計の結果を受けてドル高や米長期金利高により売り優勢の展開

2024/06/10 7:44:14

7日のNY金(COMEX金)は反落。
NY金先物中心限月8月限は前日比65.9ドル安の2325.0ドル。
米労働省が7日に発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比27万2000人増で、予想の18万5000人増を大きく上回った。また、賃金の伸びも再加速し、労働市場の耐性を強調する内容となった。これを受けて、9月の米利下げ観測が後退し、米長期金利が上昇。金利を生まない資産である金の魅力が弱まり金の売りが先行した。さらに外国為替市場ではドル指数が上昇し金の下げ幅を拡大する展開となった。また、中国人民銀行が5月の金買い増しを1年半ぶりに見送ったことも金価格の下落に影響させたものとみられている。

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