5日のNY金は大幅続伸、米雇用統計の結果を受けて米長期金利の低下やドル安を背景に買い優勢の展開

2024/07/08 7:38:35

 5日のNY金(COMEX金)は続伸。NY金先物中心限月8月限は前日比28.3ドル高の2397.7ドル。米労働省が5日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比20万6000人増と、事前予想の19万人増を上回った。しかし、5月の非農業部門雇用者数は27万2000人増から21万8000人増に、4月分は16万5000人増から10万8000人増にそれぞれ下方修正され、両月の雇用者数は計11万1000人減少した。また、失業率は前月の4.0%から4.1%に上昇し、2021年11月以来の高水準となった。これを受けて、米利下げ観測の高まりから米長期金利が下落。金利を生まない資産である金の買いが先行した。また、外国為替市場ではドル指数が下落。ドル建てで取引される商品の割安感が高まり、上げ幅を拡大する展開となった。

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