東京貴金属見通し=金はイベント結果を待つ展開か

2012/08/31 17:38:38

 今週の東京金は、目先の高値を付けて始まった後、利食い売りがみられ軟化し4日連続の陰線引けで越週した。
 来週は6日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会と7日の米雇用統計が注目のイベント材料。ECB理事会での緩和策や米雇用統計の悪化懸念が強まれば、金の地合いは引き締まるであろう。今週のように米経済指標の改善が相次ぐようだとQE3観測の後退を背景に軟調推移か。再来週のFOMCに向け、日ごとに変化するであろう市場ムードを冷静に見極める必要がありそうだ。
 来週の先限予想中心レンジは4100円〜4280円。

<白金>
 今週の東京白金市場は下落。週明け27日に高値3973円をつけた後は買いが続かず、3800円の節目を試す下落となった。南アのストは、同国労働省の介入により白金鉱山会社ロンミンと労働組合代表との会合が持たれ、交渉は難航しているものの、他の鉱山へ無秩序に波及することはないのではないかとの見方も台頭したことで、利益確定の売りに圧迫された。
 9月6日に開催予定の欧州中央銀行(ECB)定例理事会で、債務危機対応の具体的な内容が決定されれば、欧州経済圏での工業用需要の増加期待が高まり買い戻されると考えられるが、市場の期待から外れる内容であれば、失望売りに急落する可能性があり、来週は、ECBの危機対応が白金相場の動向を決める大きな要因になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3700円〜4000円。

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