東京貴金属見通し=金はFOMC次第の展開

2012/09/07 17:10:48

<金>
 今週の東京金は、ユーロが堅調に推移したことなどを要因に強気買いが集まり、水準を切り上げる展開となった。
 来週は12〜13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目材料。FRBは量的金融緩和第3弾(QE3)ではなく違った形の緩和措置を出してくる可能性もあり、様々な思惑が交錯しそうだ。現状はユーロの地合いが引き締まっていることでドル建て金の下値は堅く、下押した処で買い拾うことが得策のようだ。夏季休暇明け後、為替・商品ともに活気を取り戻しつつあるため、荒い値動きに翻弄されることのないよう注意すべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4200円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。欧州中央銀行(ECB)による国債の無制限買い入れ措置を巡る思惑から値を伸ばし、9月6日には4ヶ月ぶりに4000円台を回復。南ア鉱山の混乱により、同国の鉱山の操業が停止し、供給不安が台頭していることも支援材料となった。
 来週は、12日にドイツの憲法裁判所による、欧州安定機構(ESM)と新財政協定の合憲性を巡る判断の発表や、FOMCが予定されており、ESMに対する違憲判決やQE3見送りとなれば急落する可能性がある。しかし、欧州経済回復への期待感や南アの混乱が沈静化しない限りは堅調推移が見込まれる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3900円〜4200円。

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