東京貴金属見通し=金は押し目買い有利の展開か

2012/09/21 17:23:55

<金>
 今週の東京金は直近の高値を切り上げた後、円高を切っ掛けに利食い売りが膨らみ軟化したものの、上昇トレンドは維持する形で越週した。
 来週は買われ過ぎ感から頭の重い展開となり、調整色を強めそう。上昇していた他の商品が一足先に利食い局面を迎えていることも、買い気を削ぐ要因か。ただ、世界的な金融緩和による一段の資金余剰ムードとインフレ懸念や、まもなく迎える中国とインドの祭事シーズンによる現物需要が下値を支えると読む。押し目は買い拾うべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4380円〜4540円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。南ア鉱山でのストを背景に9月18日に高値4336円を記録したが、主要な鉱山会社と労働者の間の労使交渉が合意されたとの報を受けて反落し、4100円の節目を割り込む場面もあった。
 ただ、その後はアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の白金鉱山で、賃上げを要求している労働者らが道路を封鎖。南ア鉱山の争乱が鎮火していないことが明らかになると、鉱山生産高の減少懸念から買い戻されて反発しており、引き続き同国の鉱山ストが相場の波乱要因となっている。
 国内市場は為替の円高・ドル安が圧迫材料となり伸び悩む展開だが、南ア情勢の不透明感を背景に積極的な売りは見送られている。来週は、南ア鉱山のストの動向や、欧州の経済情勢を見定めながら、値位置を探る展開になると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4000円〜4400円。

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