東京貴金属見通し=金は押し目処を待つべし

2012/10/05 17:15:23

<金>
 今週の東京金は、ユーロ高・ドル安を背景にNY金が値位置を切り上げたことと為替の円安を要因に総じて堅調推移となった。
 来週は、高値で利食い売りが膨らみ、上昇一服となりそう。先限は直近の高値4540円付近で越週したことで、目標達成感が強まり警戒感が台頭する流れか。上値の重さが意識されれば、最近の相場は値動きが荒いだけに深い下押しもありそうだ。ただ、世界的な金融緩和の長期化期待で金相場を取り巻く環境は総じて良好である。押し目処で買い拾う姿勢が得策と読む。
 来週の先限予想中心レンジは4380円〜4580円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。9月18日高値4336円を上抜き、週末5日には高値4395円をつけ、4月以来半年振りの高値圏で推移した。
 南アフリカ国内の違法ストが白金鉱山に留まらず、他の金や鉄鉱石の鉱山にも拡大。全国鉱山労組(NUM)は、鉱業の業界団体が賃金交渉の再開を受け入れたと発表したが、ストが組合の制御を外れているため、鉱山操業を麻痺させている違法ストの終結につながるかは未知数であり、同国の供給懸念が相場を押し上げている。
 また、欧州債務問題の対策が進展するとの期待感も支援材料。欧州中央銀行(ECB)の定例理事会後の記者会見でドラギ総裁が国債購入発動の用意があることを示したことが好感されており、来週は堅調に推移すると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4100円〜4500円。

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