東京貴金属見通し=金は為替次第の展開か

2012/10/19 17:26:13

<金>
 今週の東京金は、大きく下振れて始まった後、為替の円安を背景に押し目買いがみられ反転、底固い相場であることを窺わせる形で越週した。
 来週は、円安歩調を背景に今週火曜日に付けた安値・4390円が下値支持線となり、再度上値をトライする動きとなりそう。日銀の追加金融緩和期待により、円安・株高・商品高の流れは容易には止まらないと読む。ただ、米経済指標の改善や欧州債務問題の先行き不透明感を背景にドル高・ユーロ安となり、NY金の地合いが悪化するようだと国内金にも売り圧力が強まることになる。為替相場、特にドルがどちらに向っているのか注視する必要があるだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4390円〜4590円。

<白金>
 今週の東京白金は保ち合い。欧州債務問題の解決への期待感を背景に安値からは反発したものの、欧州連合(EU)首脳会議では銀行監督一元化について、来年1月からの段階的導入に対してやや不安の残る内容となったことに上値を押えられた。一方、需給面では、英白金生産大手ロンミンが保有する南アフリカ・マリカナ鉱山の労働者が再びスト入り。新たなストにより、南アでの労使紛争終息への期待が後退したことが下支え要因となった。
 ただ、来週23日、24日には米国連邦公開市場委員会(FOMC)、11月6日には米国大統領選挙投票日を控えて市場の関心が集まりにくい。突発的な事件などが発生しない限り、来週は調整主導の展開になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4100円〜4400円。

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